自己破産を検討するとき、「自分は本当にできるのだろうか」「浪費やギャンブルがあると難しいのでは?」と不安になる方は少なくありません。
この記事では、自己破産が認められない可能性があるケースをやさしく整理し、どのような点に注意すれば良いかを丁寧に解説します。
不安を抱えたままでも大丈夫です。まずは正しい情報を知るところから始めましょう。
自己破産ができないケースは「免責不許可事由」が中心です
自己破産には「免責不許可事由」と呼ばれる、免責が認められない可能性がある行為が定められています。
ただし、これらがあっても 必ず自己破産ができないわけではありません。
反省や改善が見られれば、免責が認められるケースは多くあります。
免責不許可事由に該当する主なケース
● 浪費やギャンブルによる借金が大きい場合
- パチンコ・競馬・オンラインカジノなど
- 高額な買い物を繰り返していた場合
ただし、生活を立て直す意思があり、改善が見られる場合は免責されることが多いです。
● クレジットカードの使いすぎ(ショッピング枠の乱用)
- 返済の見通しがないまま高額の買い物を続けていた場合
- キャッシングを繰り返していた場合
これも「改善の意思」が重要な判断材料になります。
● 財産を隠したり、名義変更したりした場合
- 預金を家族名義に移す
- 車を友人名義に変更する
- 現金を隠す
財産隠しは免責が厳しくなるため、必ず正直に申告することが大切です。
● 一部の債権者だけに返済した場合(偏頗弁済)
- 特定の借入先だけ返済する
- 家族や友人への返済を優先する
申立て前の返済は慎重に判断する必要があります。
● 虚偽の申告や書類の偽造がある場合
- 収入を偽る
- 資産を隠す
- 借入先を申告しない
誠実な申告が最も重要なポイントです。
免責不許可事由があっても「自己破産できる」ケースは多いです
免責不許可事由があると、裁判所は「免責調査」を行います。
しかし、次のような場合は免責が認められることが多くあります。
- 浪費やギャンブルをやめている
- 家計管理を改善している
- 反省が見られる
- 再スタートの意思が明確である
自己破産は「生活を立て直すための制度」であり、
過去の行為だけで判断されるわけではありません。
自己破産が本当に難しいケース(例外的)
次のようなケースは、免責が厳しくなる可能性があります。
● 悪質な財産隠し
● 反省がなく、浪費やギャンブルを続けている
● 虚偽申告を繰り返している
ただし、これらは例外的であり、ほとんどの方は適切に手続きを進めれば免責が認められます。
自己破産が難しい場合の代替手段
自己破産が難しいと判断された場合でも、次の制度が選択肢になります。
● 個人再生
返済額を大幅に減らし、家を守りながら返済を続ける制度です。
● 任意整理
将来利息をカットし、返済を現実的な範囲に調整する制度です。
状況に応じて、より適した制度が見つかることがあります。
自己破産ができるかどうかは「専門家の判断」が重要です
自己破産ができるかどうかは、
- 借金の理由
- 家計の状況
- 資産の有無
- 生活再建の意思
などを総合的に見て判断されます。
自分だけで判断する必要はありません。
専門家に相談することで、最適な制度を一緒に整理できます。
まとめ
自己破産ができないケースは、主に「免責不許可事由」に該当する場合です。
- 浪費やギャンブル
- 財産隠し
- 偏頗弁済
- 虚偽申告
ただし、これらがあっても 改善の意思があれば免責されるケースは多い ため、
不安を抱えたままでも大丈夫です。
生活を立て直すための制度として、誠実に手続きを進めることが大切です。

